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ウラン堂ギャラリー 企画展vol.39

Photographs – Yoshiyuki Mori Exhibition

2016.10/8sat〜11/6sun

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[ギャラリートーク]

日程/11月5日(土)15時〜16時 
テーマ/奇行 
スピーカー/リンダ・リトウ vs 森善之 
ゲスト/北田匠(現代美術作家) 
進行/木村泰子(アートディレクター)

常に時代のリズムを感じながら、話題性のある広告写真を手がけてきた写真家森善之氏。一方で、自分の心からの声に深く耳を傾け、“心象のルーツ”を追い求める写真家でもある森氏は、過去に南米アマゾンに足を踏み入れたり、ネイティブアメリカンの集落に滞在したり、さらに日本古来の狩猟生活を送る“マタギ”の人たちに惹かれたりと、取材と撮影に明け暮れました。その間、ギャラリーでの写真展や写真集の発行など精力的に発表してきました。近年は、紀伊半島の源流域で“水”をテーマにした撮影を繰り返しながら、「水のすみか」というテーマを導き出し、水〜雲〜雨〜水と循環するダイナミックな自然の姿を、リスペクトを込めた作品として出版(2011年)。相前後して、2008年に写真家ユニット「七雲」を組織。「一都一道二府四十三県/暮らしの中にある47の日本」というコンセプトで日本のローカルな風土や暮らしを、各県ごとにフォーカスするグラフ誌「ジャパングラフ」を発行し、現在6号まで継続しています。
今回のウラン堂での企画展は、特定のテーマを追求した写真展ではなく、撮影時期の異なる作者の“心象のルーツ”のオリジナルプリントにフォーカスを当て、「森善之写真展/Photographs-Yoshiyuki Mori Exhibition」として展示します。今まで作者が撮りためたオリジナルプリントを提示することで、さまざまな角度で切り取られた作品の中に写真家森善之の“原点-心象のルーツ”を見つけ出すことができれば、本展の目的は果たせます。
会場では、幅広い作品群の中から選び出された約30点のネガを、主にゼラチンシルバープリントとタイプCプリントにして展示販売いたします。

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森 善之/Yoshiyuki Mori
写真家

1960年生まれ。京都府宇治市在住。
写真家の集団「七雲」を主催して、2009年から
日本各地の暮らしを取り上げる、冊子ジャパングラフの制作を始める。
2014年7月、東京から宇治に拠点を移し、
ジャパングラフのコンセプトショップ「ナナクモ」を開設。
主な作品集「うた」、「水のすみか」など。

略歴

1960年 生まれ
1983年 大阪写真専門学校卒業(現ビジュアルアーツ)
1991年 大阪宣伝研究所写真部を経て独立
1998年 新鋭展(奈良市写真美術館)
1999年 Cycle&Circle (Dot/京都)
2001年 水辺の迷宮(ペーパーボイス/大阪)
2004年 三部作(wall/東京)
2006年 詩写真集「うた」を上辞
2008年 写真家のユニット「七雲」を設立
2009年 日本各地を取材する冊子「Japangraph」を発行
2011年 作品集「水のすみか」を上辞

主な仕事

サントリー、JR西日本、イオン化粧品、JA、朝日新聞、近鉄電車、福井新聞、ADECCO、ビオフェルミン製薬、ベルリッツ、学研、AC、サンスター、パナソニックなどのスチール撮影およびムービー撮影。

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